人
人中に多く出ること、
現場で多くの人と交わること
すべて
そこには
人との出会いや交流があり
その人の歴史のストーリーが生まれている。
それは決して楽しいことばかりではなく
いや
楽しいことは少なく
多くは、考えさせられる場面が多い。
しかし、
その経験は、
後に考えると大きな自分への力となっていた事に気づく。
出合った
その人からの
一言の言葉の重みは
その人の悲しさや苦しさを乗り越えてきた証のようである。
人との出会いの中で
学ぶチャンネルを一つでも多く持つことにより
その人の言葉の奥や
心の奥が見えてくる。
人は、本当は誰もが素直で
優しく
常に
誰かを思いながら生き、
経験した辛いこと、苦しかったことを
「今、自分が伝えなければ」と
衝動的に
通りすがりの人でも
一言の言葉をかけてくれる場面があった。
安楽な極楽の世界での100年の修行よりも
苦しみの娑婆世界で積む一日の修行の功徳は、はるかに及ばない。
日蓮