仙台

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懐かしい認知症研究研修仙台センターに入ると、

指導者研修に来させていただいた当事の思い出が蘇り、

食堂の窓から映る景色や食堂の器からも、

瞬間で当事に戻ることができ、

16期の学級委員長のキャサリンの顔が浮かんでくる。

 

 

 

 

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このように認知症の人も認知症になる前の記憶が蘇り、

徘徊からの行方不明に結びつくのかと

懐かしさと同時に疑似体験する思いである。

昨日は31期受講生等に「地域との連携」について

シンポジストとして参加させていただいた。

 

 

 

 

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東北大学の高橋満先生の

震災の場を通して考える避難所運営を支えるネットワークも、

大変興味深く理解しやすい内容であり、

普段からの地域連携の在り方

相互に支えられる関係の大事さ等、

考えてみると互いに求められるものがあるから人は引き合い、

長く地域の関わりも続くのだと実感する。

 

 

 

 

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北見では子供に大事なことを提供したい地域の人々と

学びを得た子供が地域で主催しようと頑張る力、

地域の高齢者等は「地域が元気になって嬉しい!」と直接感じる心をいただき、

そこに地域にある施設として「認知症という病気を理解していただきたい」と地域を頼り、

地域包括支援センターが張り付き支え、

施設と地域包括支援センターの共同作業で地域を支えていくことができる。

互いに、誰もが信頼関係の上に地域で主体的に働くことができる力が作用してくる。

 

 

 

 

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まさにソーシャルキャピタルは様々なプロセスを得て成り立っているのだと実感する。

互いが出会いの場となり

「こんなこと相談してよいのか」と

長年悩み続けた人々も

まだ開設間もない「拠点高齢者110番の家」であるが多く存在する。

地域には困っている人、悩んでいる人が多くいることを実感し、

互いが求め合うことで

「生きてて良かった」と明日への意欲につながると

まさに「拠点高齢者110番の家」の意義が実るように思われる。

 

 

 

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やはり指導者であるシンポジストの熊谷さんの発表や

1〜2分の場を和ます踊りの披露も

受講生等の緊張する表情に笑顔が戻る場面となり、

高橋満先生のわかりやすい地域つくりの講義の学びの場までいただいた。

 

 

当事、仙台学び中に亡くなった父等からの褒美のようで嬉しく感謝である。

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