文化の継承現場は介護現場
ドンパン節
このドンパン節は秋田の民謡であるが、
歌が持つ強いリズム感から、思わず体が左右に動き出し
両手が自然と手拍子にと誘導していただける。
メローデーィから強烈に変化する感情の移り変わりの
確かに大工さんが仕事をしている「どんどん・ぱんぱん」という軽やかな音が、
基本ベースのようであった。
日本の昔を調べ興味をもつことで年長者に尋ね
教えていただくことで共通の話題となり、
ときには先生になっていただく場面や
「いつも、すまんね」と言っているご利用者とも目線の位置が変わる。
日本の伝承が切れそうになっている今、
多く語り継がれていくのは介護現場であり、丁寧に聞き取り残すことも
現場介護者として文化を残す働きとなるのだろう。
仕事の楽しさを見つけ自分を奮い立たせることも、
やっぱり自分であるのだと「ドンパン節」から教わった。