女人開眼抄
「女人開眼抄」というすごい本を手にすることができた。
女性としての生き方のバイブルとなる本である。
今まで地球上には何百億という人間が存在したが、
誰一人として同じ人物はいない。
そう考えると、
この命という尊さから、
自分の体も粗末にすることはできなくなるように考える。
「人生二度なし」という言葉で始まるこの本には、
人間の生き方から始まり、
多くは母親も知らない女性としての生きかた、暮らし方、
まだ、まだ多くの項目があり、
最後には
女性の生き方が民族の変質にもつながるとある。
「生み育てる」という力を持つ女性としての特質を忘れがちであるが、
今一度、重々しく思い起こさせていただける。
この本には、女性としての視点ばかりではなく
人として正しく誠実に生きることがわかりやすく説かれている。
年を重ねた人ほど素直にこの本の意味が理解でき、
超高齢社会だからこその生き方に通じるものがあり、
高齢者が失敗も含めた体験を交えて伝えることにより
高齢者と子供や若い女性の接点ができ、
森信三氏の伝えたいことがより深く身近な女性から女性へと深く入っていくように考える。
上手く伝えきれない自分がもどかしいが、ぜひ手にしていただきたい本である。