もったいない
もったいない!
エネルギー不足が盛んに言われているが、
列車もホテルもビルの中も、
朝の温度と日の当たる午後の温度の設定が同じなのか、
いずれも室内温度が高い。
夜間、ホテルの室内調整を止めても高く、
翌日依頼すると丁寧な対応で「冷房を入れました」と、
冷房の設定を止めることで安定したが他の客は大丈夫かと心配になる。
10年以上前、今は亡き友人等と観光で宿坊に泊まった折には11月で非常に寒く、
1枚の障子戸のあり難さと
北海道に住む自分らは何と弱体しているのかと会話したことを思い出したが、
真っ赤なほっぺを、ぼっこてぶくろで覆いながら
通学路の雪山を踏みしめ歩いた幼い自分と薪ストーブを思い浮かぶことができる。
厳しい今後のエネルギーを考えると、
もったいないを継続することも自国の石油発掘以上の効果があることなのだと改めて考える。
他国に資源を委ねながら生かさせていただいている自分らであり
また、その他国の自然の恩恵で生かさせていただいている自分等なのだと
読みかけの新渡戸稲造の「逆境を越えてゆく者へ」の著書を肩先におきながら考える時間をいただいた。