宇宙
以前読ませていただいた致知の中に「宇宙」とは、
自分を取り巻く空間の中で、過ぎ去った過去の時間とこれから訪れる未来の時間だと
素人的に雑駁に把握させていただいたが、
地球上で生きる生物は、今の1秒とも過去と未来の中の時間を必要として生きており、
しかし、人はこの時間にも限りがあることは日々の暮らしの中では忘れていても
誰もが自然と把握し生きていることである。
村上教授の遺伝子研究からは、
すべての生き物が同じ遺伝子暗号を使っていることから、
生き物全部がつながっており、
人間の体は全部宇宙でできた元素で構成されているという。
38億年前に生まれた細胞が今の人間につながっていると考えると
宇宙に生かされ宇宙にお返しをするのがこの体なのかと納得する。
側にある植物にも「そうか、海から陸へ最初にあがったんだ」と考えると
ただ「きれい」と観賞するのはもったいないと思うことや、
可愛がるペットの死に心がえぐられる様に悲しい感情が湧き上がるのも
全てに意味があり、
人が人を殺す戦争も学校の虐めも、虐待も宇宙の観点から見ると
38億年前の宇宙に背く働きをしていることに考える。
せっかく限りある時間をいただいている我が身である。
寿命から自分の年齢を引き、10年後も30年後も若い年代であれば50年後も
後悔のしない日々をおくろうと早めに気づくことが
「自分を有効に使い果たしたなー」と言える人生につながるのだろう。
まずは自分をよーく視る事から始めさせていただくこととしよう。