外泊からの回復報告とカルタ大会からの力
入居申し込み時には在宅生活の困難からマイナスな場面ばかりが浮かびますが、
日々の生活の中からポジティブな表情や行動が表出し
本人やスタッフへの元気の源と転じていく場面があります。
入居後、約1年を経過した方の正月の外泊では、
服薬も介助無しの場面や息子さんへの調理までの発展と大きな力を見せていただきました。
今後の在宅復帰計画に大きな弾みとなる外泊となりました。
認知症は治る病気ではありませんが、機能を回復することはできますね。
在宅復帰後のフォローも万全の体制で支援を整えていくことで多くの人が利用できる介護保険施設となります。
入居から数年経過し看取り介護を必要としている人、
在宅へ戻る場面をご家族が納得の上調整ができる人、
介護者の一時的な不在からショート利用となり、
機能を回復し台所に立つことができるようになった人、
認知症と診断がついたなら、
いろいろな場面を支援できる体制つくりが、どのような方でもご利用できるホームつくりとなりますね。
《報告より》
本日2番地で「カルタ大会」を実施いたしました。
いつも静かなAさんも目を見開き探し札を取った時はニコッと笑顔も見受けられます。
まだホームに慣れず、
いつも遠くを見ていたBさんは札をとる手が熟練者Cさんよりも早く、
最終では一枚多く取れ、とても喜ばれておりました。
いつもは見られない真剣に取り組む表情と
得意な部分を引き出すことができセンター記録シートに記入させていただきました。
グループホーム 2番地 伊藤学