デイサービス新年の幕開けと在宅介護の実態
デイサービス五号館では、もう一つのお祝い事がありました。
“天命”を大事に生かされている事へ応援は、
そこで働く者の心中にまで染み渡り自分等の大事な家族まで伝わっていくようです。
~報告より~
本日、新年最初のデイサービスが無事終了しました。
正月中に体調の変化があった利用者様は、ご家族への確認と健康チエックからもいらっしゃいませんでした。
本日は新年最初のA様の100歳の誕生日をお祝いいたしました。
11月に体調を崩しましたが、12月に通所を何とか繋げて最近ではすっかり元気になりました。
「まだまだ元気だよ、でもいつ逝くかわからないけどね」と笑顔でお話し下さいました。
手作りの色紙をお渡し、他の方もたくさん拍手を下さり、素晴らしい誕生会でした。
樋口
あるデイサービスでは、若年から認知症を患い高齢になった年齢でしたが専門病院へ入院となりました。
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昨年末には、在宅介護者は危険回避からストーブ等の暖まで止めていた状態となり、
デイでは一人対応や、後半には二人対応で安定を・・と努力しておりましたが、
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介護だけではどうにもならない場面まで進行し一番苦しい本人の心身の状態から、
ご家族・担当ケアマネ・事業所・医療ソーシャルワーカー・専門医による連携でやっと入院治療にまでこぎつけました。
精神科は認知症を患う人々ばかりではなく
専門医も入院が必要と感じていても空きが無ければ入院させることもできず、
多くのストレスを感じる場面となるのだと思います。
病院の役割、施設の役割と基本的には誰もが理解していても言葉通りには行きません。
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今後施設入所を希望する人々の数と、施設増加の数は一致することは到底困難であり、
誰もが理解をされていても今一度、現実的な大きな考えの開拓が必要と考えます。
(留辺蘂オンネナイ原野)
入居時、要介護5の重度の認知症症状から、機能が回復した場面においてはご家族も承認後、
在宅復帰を視野に置いた外泊を実施しますが、
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その在宅期間中の1泊以上の外泊はグループホーム自身の身を削る現実があります。
しかし、その人が希望し、その力が発揮できる場面へ戻ることができたなら、
人生の質が高まり尊厳が保たれ自分に置き換えた場面であっても同様と考えます。
しかし、わざわざレベルの上がっている人に手間をかけることは、
一人何役もこなすホームにとっては至難の業であり在宅復帰導入を拒むホームがあっても
ホームを非難することはできません。
(デイサービスⅢ号館)
懸命に考えていただいた介護保険であっても現場ならではの歪がでるのも
2000年に開始した介護保険の疲弊と
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高度成長からの核家族からの高齢者夫婦世帯、先立たれた独居高齢者の増加、
地域力の衰退、予想を大きく上回る認知症患者の増加が拍車をかけているのでしょう。
そのような中で、
ホームでの看取りも含めネットワークの大切さは人間関係の大切さを“ひし”と感じる場面となり、
一人の人を守る為にもありがたく感謝の気持ちが募るばかりであります。
(かみ風船に思いっきりの息を)
今日は、つい日頃の思いが入り長くなってしまいました。
最後までお読み頂き感謝申し上げます。