ご利用者目線での資格とは
介助する意味とは、その人の体の一部になり手助けをすることと自分は考えます。
手助けをするときには、病んだ手助けではなく健康な手足となった手助けであります。
例えば、おむつ交換の場面では、おむつ交換をすると同時に
・便の性質・皮膚の状態・排泄量と水分の摂取量
・夜間の睡眠の妨げ有無・体の痛み(拘縮)・コミュニケーション(精神状態)
瞬間に考えるだけでも多くのことが浮かんできます。
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また、見守り中で“危険か否かの”判断をすることも同様と考えます。
高齢になると、
数日間の勤務の空きから身体状況が大きく変化している場面と遭遇します。
危険を回避するにはチームとしての日頃からの連携が大事であり、
関係性が悪くても伝わらず、良すぎても伝えることができず、
特に介護現場においては無口で伝えることが苦手であっても、
毅然とした態度でアセスメントからの気づきを感情を入れずに淡々と伝えることであります。
お医者様はいかがでしょう?
OPの最中には、そのことに集中しなければ手術は成功はしませんね。
また、必要であるならば数人の医師によるOPとなり介護者同士も同様な連携と考えます。
資格も大事ですが、
現場において本来の学びとは個別のその人の為の学びであり、
日常の業務の中で「何が原因なのだろう」とあらゆるものを調べ、
学ぶ積み重ねにより求める資格が向こうの方から近づいてくるものであります。
自分がそこで介護を受けている身であるならば、
「何の為の資格なの。それは自分にどのように働いていくれるの。
それよりも笑顔でやさしく、必要な手当てを早く気づいて助ける時には全力で助けてね」と、
このように求めていくことでしょう。
その人の既往や現在の病気を知り、服薬内容からの影響を知り、
その人の生活歴を知り、
その人が望むポジティブな対応を知り
現在の心身状態から介護を組み立てる。
これは、基本であり個別の視点であります。
合格の神様は、日頃の現場の中に御出でになるのですね。
日頃の現場からの雑駁な意見でありますが・・
2013年、気持ちを新たに互いにしっかり心の目も見開き前を向いて頑張ろう!!