鑑真和上と自然を考える時間

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一般的には本日が仕事始めであるが、

現場にいると3ヶ月も過ぎたような日々の深さである。

 

 

 

 

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それぞれが人生において賜った仕事は、

その業務に従事する者しか感じ得ないものがあるのだなーと、

唐招提寺の12年に亘る大改修に従事していた人々が映し出され、

 

改修始めと完成後には60代から70代へと年齢が移行した表現からズッシリと重みを感じる場面である。

 

 

 

 

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唐招提寺建築に使用され大地震等の影響から

取替えが必要と認められた地垂木(じだるき)は、

781年に切られたことが判明し強さを調べる実験となったが、

 

 

 

 

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1200年以上の年月が経過した檜であっても強度を保っていることが判明した。

 

コンクリートの年月経過の劣化とは違い檜は切られても500年以上は劣化しないというのだ。

 

 

 

 

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いかに自然からのものを育む必要があるのか、

地球上に存在した狼の滅亡と自然界の破壊、

日本においても狼を飼育している場面に驚いたが知床のクマが

食べ物が無く骨と皮になっている報道は、

これまで何度も新聞やテレビからの映像で姿が思い出されるが、

世界においても狼との共存について研究が為されているという。

 

 

 

 

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実際に知床では鹿が増え過ぎ民家の側まで降り、

 

車が通り過ぎても止まっても鹿は離れようとせず、まるで犬や猫のような存在場面の体験や、

辺りの木々の皮が食べつくされた光景、

 

 

 

 

 

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北海道の峠には車と鹿との衝突を避けようとした事故等、

自分等も何度もヒヤッとさせられているが、

自然界のリズムの大切さや食物連鎖等、

古きものからの教えなど鑑真和上から再び教えをいただいた時間となった。

ありがたい。