約3年ぶりに会話がつながりました。

若年から認知症を患っていたＳ子さんですが、平成21年頃からだんだん会話ができなくなりました。

 

・

 

 

しかし、本日の明け方頃から話をぼそぼそとするようになりました。

独語のようでもありますが、

目線をあわすことができ、視野に入った昔の子供さんの写真に笑顔を見せました。

驚きと喜びから、まずは第一番に娘さんご夫婦に連絡させていただきました。

 

 

 

★

 

 

 

娘さんご夫婦は、すぐに雪で閉ざされている道路をかき分けてきていただけました。

「Ｓ子さんわかるかい。娘さんの○子さんだよ」と言うと、

「わかるよ・・」と返答がありました。

娘さんは「イヤー・久しぶりだわー。顔つきが全く違う！！」と驚きの声を上げていましたが、

優しい婿殿の満面の笑顔にも、やはり「わかるよ」と・・・・。

 

 

 

★

 

 

 

Ｓ子さんは、アルツハイマー型認知症と診断されていましたが、

「診断前から発症していた」と家族様からの聞き取りから、

10年以上は経過し最近では軽度の痙攣発作も見られるようになりました。

 

・

 

どのような病名でも、その人の人生の一日を大事にするケアから

タイムカプセルに乗ったような親子の面会の場面をいただけました。

 

 

 

★

 

 

 

スタッフも驚きと喜びの真っ只中におります。

また、またＳ子さんから教えていただきました。

奇跡は起きるものなのですね・・・・