生きていること
生きているうち
はたらけるうち
日のくれぬうち
相田 みつをさんの詩であります。
生きていることも、はたらいていることも、
日々の暮らしの中においてはあたりまえのように過ぎ去っていますが、
宣告された病気があったり
毎日、出かけていた仕事がなくなると
初めてその苦しさや痛さが身にしみて理解できる場面がおとずれます。
人は、その場面になり初めて与えられていた尊さに気がつくように、
30代で気づくこと、
50代で気がつくこと
還暦を迎えて初めて気がつく場面があり、
自分の力では、どうにもならない過ぎ去る”時”の流れであっても
気づいた自分から
あらん限りの力をふりしぼり
逆らう自分をつくるのも
人生を二度も三度も楽しむチャンスのように思われます。
「人生は青春から始まっているが、人生の最後に青春を置く」と
ある著書の中にありましたが、
命と言う日が暮れぬうちに
「まだまだやり残した事があるのではないだろうか」と
思い巡らすのが還暦や古希という節目であり
「立ち止まるチャンスをいただいているのか」と
やっと気づいた未熟な自分から思います。