日本中、質の良い認知症グループホームが多いのですよ・・

「人は病気になっても体が不自由になっても
学ぶ姿勢が強くあるのだ」と
教えていただける場面が多々あります。

 

 

 

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それは、グループホームの体操の時間においても

次の体操は「○○に効果があるんですよ」とその意味を伝えると

とても熱心に行動を起こしていただく場面があったり、

人はどのような環境であっても意味を知り納得をする場面を求めています。

 

 

 

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また、いつもは5分前のことを忘れる病気であっても

懐かしい過去と結びついた花見の外出支援では、

「これはお酒がほしいですねー」と元気に働いていた職場のお花見に結びつき、

 

 

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「きれいだ!見事だ!」と感動した桜は、

2時間を経過しても記憶に残されているのは、

゛人間は最後まで神秘的な力を残されているのだ゛と感慨深いものがあります。

 

 

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グループホームは狭い空間ですが

スタッフ等は懸命に介護し人生の一日に寄添い、

旭川の認知症介護リーダー研修講義の参加者から、

 

 

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身寄りのない認知症高齢者を最後まで身内のように看病し

「どうしたら、人生の最後を満足に迎えることができるのだろう」とチームは一つになり、

ホーム内で最後を看取らせていただきました・・・と。

 

 

 

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今でも、身内のいないその人が眠るお寺へスタッフ等が

「節目でおまいりに行くんですよ」と・・

 

 

 

 

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純粋な心で「家族の代わりをさせていただこう」と働く彼等は

神々しく、生きる意味を縁のあったその人等から授けていただいているのだと

講義の中で

美しい眼差しで嬉しそうに優しく伝えるその人を

゛とても尊い゛と今でも思い起こすたびに感謝が募り至福の時間となります。

 

 

 

 

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スタッフの間違った対応を行っていたグループホームもあったかと思いますが、

担当官等の指導から改善し健全な姿で取り組んでいる事業者もあります。

 

 

 

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特養においても老健においても、

まだまだ認知症という病気の対応が確立されていない中でのそれぞれの努力の報告があります。

 

 

2000年の介護保険開始頃には、

最適と言われた回廊式が今や回避するのが当たり前の状況であります。

 

 

良いと思って施工されたものが、やっぱり現場では混乱を起こす引き金となったと

老健当時を振り返っても思います。

 

 

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このように超特急超高齢社会の未知の世界に取り組む介護者等の教育を

国を上げ、認知症オレンジプラン一部では、

地域の人材育成と共に、

介護者の認知症リーダー研修がどの事業所にも位置づけられる方向であります。

 

 

 

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★認知症オレンジプランより★

すべての介護保険施設(約15,000)と

グループホーム(約14,000)の職員1人ずつが受講。

加えて、小規模多機能型居宅介護事業所、

訪問介護事業所、通所介護事業所等の職員については、

すべての中学校区(約11,000)内で1人ずつが受講となっております。