無償の母親の働きは一流コミュニケーションの基本のよう。

  001640s_2.jpg   
       

 

 

 

 

仕事を突き詰めていくと目の前の些細な出来事の一つからでも奥深く興味を湧くものとなる。

 

 

それは、ご利用者の食事前の表情の一つからでも、

いかようにも、今のその人を知るチャンスとなる。

 

 

 

imageCA3STC8A.jpg

 

 

 

期待感からの笑顔か、

久しぶりのおかずから想い出が蘇ったのか、

ちょうど、食べたかった食事だったのか、

 

 

 

010287s.jpg

 

 

 

 

うわっ、嫌なおかず・・

昨日も食べた・・

体に悪い・・・

 

 

 

 

冴えない表情と共に

「いただきます」といつもより小さな張りの無い声

箸の進みも遅い

 

 

 

sushi_20_2.gif

 

 

 

 

介護者は

「嫌いなんですか・・」と恐るおそる尋ね今の状態を確認しようと努める。

 

 

 014830s.jpg

 

 

また、ある方は期待感からの大きな声、

と、思っていると、

すぐに「いやー久しぶりだわー美味しいねー」と食事中の第一声が飛ぶ。

 

 

 

haru_hana05_3.gif

 

 

 

いつもとは違う表情と動作、声から

その日の気分

健康状態

過去の出来事等・・食事の一つからでも奥深く知ることができ、

 

 

haru_hana07_3.gif

 

 

 

ときには、その情報の組み立てから

あえて、避ける働きや

ここぞと思う゛生きる力を与える場面゛で支援する働きとなる。

 

 

 carnation03_2.png

 

これはふと考えてみると

健康を案じ「嫌いなものをどのようにすると食べるのだろうか」等、

母親の無償の働きに良く似ている。

 

 

011411s_2.jpg

 

 

どのような職業であっても、

仕事を極めることは

母親が家族の状態を十分把握し

゛ここぞ゛と思う場面のみ手を差し伸べる

「傍らを楽にする働き」が仕事に通じる一流コミュニケーションの基本のようにも思えてくる。