完全復帰Tさんと再び手厚い介護が必要な時期に入ったS子 さん
飲み込む動作を忘れたTさんは、
今、完全に復帰することができている。
昨年春頃から変更になった認知症治療薬もDr指示により完全に止まり、
今、生まれ変わったように
新たな笑顔と少しスリムになった体で安全な歩行を維持している。
過去に何度も終末支援をさせていただいているスタッフ等は
申し送りから何度も話し合い
まるで家族を介護するように
「これは・・あれは・・」と次から次へと考え
今、再びS子さんへの手厚い介護が必要な時期と対応中である。
本来の認知症対応のグループホームへ、
最終の看取りの場が用意され
協力病院の医師と訪問看護の連携は
本人を中心とする同意を得た安楽な医療と
介護と家族の強固なチームとなり
人生の最終の場に
個人史から導かれた最も好む宝のような場面と
本人が好む環境・音楽を
表情を把握し
「今だ・・届いてほしい」と願いながら
その日の状態に合わせ、
わずかの時間であるがお届けさせていただいている。
大事にする心は自分に戻ることを
先輩も、入ったばかりの新人も知りつつある。
北見は多くのグループホームが最終の場に向け対応中である。