地域の現実を知ろう!!

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2013年6月2日、

認知症高齢者が462万人
予備軍が    400万人と知らされ、

 

 

景気の良かった世代の人々は、

高度成長からの核家族の増加と

子供の成長からの高齢者世帯の増加、

 

 

やがては、

独居世帯へと環境が変化し、

今まで自分を知っていた古くからのなじみの店もなくなり、

 

 

交流の場であった銭湯もなくなり、

町は大きく変化し

心の内を会話をしたくても老人クラブは元気な人等が行くところで、

辺りを散歩するが次第に腰も痛く、足も痛く散歩も遠のくようになり、

 

 

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寒さや暑さをしのぐ、

デパートやスーパーの階段の暗い脇で一人でおにぎりを買って食べている。

 

 

「もう帰ろうか」と、スーパーやデパートから出ると町の様子は大きく変わり

知らない町に来た様に自分が今、知っているのは40年前の町の様子が思い浮かび

どこへ行ったらよいのか分からず、

座るベンチも無く、

 

 

ただただ、歩き続けて一昼夜が過ぎ足も腰も歩くことができなくなり家の壁や

長い間、信号機によしかかるようにしていたところで発見され命を永らえることができた。

 

 

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高齢者の安心する生活とは、

認知症の人が安心して町を散歩するには、

 

時代と共に環境が変わっているのに元気な私たちは、そこに目を届けようとはしない。

 

 

人は人から笑顔をいただき、

人は人から優しくことばをかけていただき、

 

 

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病気と宣告された人も、

心が苦しくて家には居たくても居れず飛び出してきた人も、

認知症で目的地にいけなくなった人も、

 

 

そこに誰もが座れるベンチがあると、

辺りの景色を見ながら、

認知症の人は「なぜ、ここに来てしまったんだろう」と考えたり、

 

 

重い病気を宣告された人は「自分はこれからどうしたらよいのか」と

考えることができたり、

 

 

関節を患っている人が「良かった。良かった」と膝を休めることができたり、

ベンチに長いこと座っている人等に「なにか、心配なことがあるんですか・・」と

優しく言葉を届ける場面が訪れる。

 

 

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認知症の人の徘徊は、

新しい町づくりのレールを敷いていただく人々で

周りの人々に謝ることでも詫びることでもなく、

この超高齢社会に生き方を身をもって教えていただける人々だ!

 

 

 

 

時代が変わり、

環境が変わり

認知症の人が多くなり

世帯が変わった今だからこそ

環境によるまちづくりが必要なことを!!