失敗しても『大丈夫だよ』の言葉は魔法の言葉
高齢になっても
認知症になっても
子供等が遠方でも
心がしっかりと結ばれている関係は
日頃の生活も穏やかで笑顔が多く表出されるが、
永年の苦労を共にした連れ添いを亡くすと、
それまで妻や夫の仲立ちで何とか維持されていた
子供らとの関係や
ご近所の関係まで何とはなしに希薄となり
寂しさは日を追うごとに増していき、
買い物に出かけた場面でのトラブルから
嫌な感情が何度も襲い、いつしか外にも出ることができなくなる。
しかし、そこに周りの人々の笑顔や挨拶や
失敗しても『大丈夫だよ』と少しの言葉をかけていただくと
一日がほっこりと温かくすごすことができ、
『あーありがたい・・』と思った感情がいつまでも残っている。
お金では買えないこの温かさは、
やっぱり、人は人によって支えられ病気の進行も遅くする働きとなってくるのだろう。