転換と維持
~グループショート初利用者様~
初めてお泊りをされるご利用者様です。
午前より役割療法や作業療法、台所仕事等活動的に行って頂いております。
「何でも手伝うからね」と積極的な言葉を頂いております。
(姿勢の保持と集中)
(筋を伸ばし柔軟性を維持)
(手を洗い、更に消毒で準備万端)
また、バックグラウンドから相談員という経歴があるためか、
他の利用者様との対話に優しく的確に応えられ見事なスキルを発揮しておりました。
2番地全体の雰囲気が活性しているように感じました。
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夕方より自宅を心配される場面が見られ始めましたが、
ゆっくり対話し
なじみのあるデイサービス副リーダーも途中で様子を見に来て頂き安心された様子でした。
グループホーム管理者 熊谷
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数か月前より、グループホームの1床を、
デイサービスご利用者様の宿泊困難時の場所として
在宅継続強化支援策で対応させていただいております。
(あんぱんつくりは喜びの刺激を)
認知症という病気に対応させていただくのは、
認知症の人しかご利用できない、
少人数のグループホームが最適と検討に入りました。
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グループホーム管理者は、
ケアマネからの情報やデイサービス担当者と
同一事業所現場ならではの綿密なアセスメントを取集し
ひと手間をかけておりますが、
ご利用された皆様の直接評価が、
スタッフへの励みとなったり新たな学びの視点となって相乗効果をあげております。
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収支ではダウンしますが、これも地域への貢献の一つと考えます。
一つの事業所が互いに連携を図り、
その人を中心にとらえ、
何もすることがない環境よりも、
その人が望んでいる役割で安定し互いに認め合い会話し、生きている価値につなげていく。
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北海道の大地を切り拓いた当時のご苦労を思うと、
これからの地域は官民一体の痛み分けが必要であり
先人が開拓された土地を維持し暮らし続けることは、
限りある自然資源と同様に、
地域の人も含め
介護が必要になっても互いができる範囲で支援し合うことが、
住民らの心を一つにし目標ある故郷つくりに発展するのだと考えます。