地域
北見には地域の活性化を支援する
「北見市地域活動推進本部」が存在する。
住民の主体性を重視し、
地域住民の交流や高齢者の閉じこもり防止を
住民自ら支え合う体制づくりである。
地域ふれあいサロンも活発になり、
今年度もフォローアップやスキルアップを支援し
取り組んでくれるリーダーやボランティアを育成する。
「高齢者だけ」と考える人もいると思うが、
高齢者の支援の背後には、同居する障がい者や
医療を途中で中断したままの子供さんも同居している場面が
最近は多く目に留まるようになってきた。
これは、両親が介護を必要とする時期と同時に
両親の陰に隠れていた、
およそ50代前後等の子供さん等に陽射しが差し込めてきたとポジティブに考えると、
急に光を当てられた人等へも「遅くてごめんね」という配慮が
これからの支援をスムーズに進めていくものと考える事が出来る。
今まで我が子をかばってきた両親の働きがあったからこそ、
見えずに、また様々な面で両親に負担を強いてきたのだろう。
地域に住む、すべての人々が共に交流し
互いが助け合う力を発揮することが
目には見えない力強い支えとなり、
そこに生きるからこそ、
細い折れそうな矢であっても束ねることで一本の力強い矢となり、
地域のパワーとなって広がっていく。
北見は、学生の頃から北見を離れ、
今、再び都会で傷ついた心を北見の地で癒すことができる
「幸福の地域」の原型ができつつある未来志向の地域である。
2000年の介護保険開始から高齢者を中心とした支援状況から、
多忙な中にも、
保健師さん等が中心となる働き応えのある時期がやっときたように思えてくる。