2013年12月28日のデイサービス

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昨日は、

市内デイサービスの昼食と、

おやつの支援をスタッフ共々させていただきました。

 

 

 

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スープに片栗粉でとろみをつけると、

スープの温度が下がりにくく、体があたたまります。

 

入浴後の湯ざめにも効果がありますね。

また、それぞれのキノコなど野菜の味を引きだし口の中での感触が違い、

高級感がただよいます。

 

 

 

 

 

 

 

スタッフ手製の洋風納豆和えを添えに

血液サラサラの玉ねぎににんじん・ピーマン和風を

かぼちゃサラダと共に盛り付け

デザートでは生果物たっぷりのヨーグルト和えに

メインは、カレーですが味が少し濃くなり牛乳でまろやかに演出です。

 

 

 

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いつもと変わらぬメニューでありますが、

食器の選び方

スープの存在を確かにする味の工夫と器。

 

 

 

 

生果物いっぱいのヨーグルト、

ゆで卵を糸で星形にする方法を現場で見ていただいてからの盛り付けと、

Kさんの現場生中継のような感動の放送?に、

 

 

一連の体操(脳活性体操・機能訓練・巧緻動作・回想法・集中力)の適度な疲労感と

昼食の楽しみが一段と高まり、

 

 

 

 

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体が積極的に台所の方へ向く働き者のKさんへ、

スタッフが何気なく消毒とマスクを支援し

飾り付け途中のものまで

次々とメニューをお運びする能動的介護を支援します。

 

 

メニューの紹介では、大事な正月の時期に向かう体を守るための

材料をゆっくり言葉で紹介です。

 

 

 

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ただ食べるのではなく、

食材の紹介と健康から、

昼食に向かう心構えと納得は丁寧な介護につながるようでした。

 

 

 

 

 

若いころから大工に勤しんだご利用者は、

曲がったことが大嫌いのプロの意識がとても高い方です。

 

 

食後には自らお膳をカウンターまで持参していただき、

「いやーこれでいつ正月が来てもいい。ごちそうさまでした。ありがとう」と、

丁寧にご挨拶をいただき、

全員が完食に近い状況となりました。

 

 

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12月の7日からご利用をいただいているご利用者も完食です。

食は生きる力となり、

それまでジェスチャーでしか会話がなかったのですが、

発語が少しずつ日増しに多くなり乏しかった笑顔まで引き出しています。

 

 

ご家族様からも夜の安眠の情報が届き、プロの介護者には

大きな家族様からのプレゼントとなりました。

 

 

 

 

 

 

あまりの昼食からの反応の高さに、

「今日は、今年最後の方もいますので忘年会としましょう!」と、

一言伝えると、

またまた、Kさんが声を一段と大きく盛り上げて放送をしていただけます。

 

 

  

 

 

 

おやつの3時まで、

昼食後の1時間は、まったりと過ごしていただき、

その後は、お帰えりでの時間は個別のプランを何気なく支援です。

 

 

 

 

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いよいよスタッフが準備したおやつは、

参加したい方もOKの

ホットケーキ豪華版です。

生クリーム・あん・果物を豊富に添え、

最後はやっぱりチェリーでまとめます。

 

 

 

 

料理が大好きだったというNさんが手際よくケーキをポンポン返します。

〟料理屋レン君〟スタッフが

フーテンの寅さんのように、ねじり鉢巻きで、

屋台の前のように皆さんに掛け声をかけます。

 

 

 

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昼食からの喜びが全体を一つにまとめ、

更におやつに入ると、忘年会は最高潮に盛り上がり、

飲み物は「ウインナーコーヒー」です!との声かけに、

「えっ!ウインナーが入っているの?いやだーコーヒーにウインナーはいらないよね」と

大笑いであります。

 

 

 

 

 

 

ここで芸能人でも

初めて東京で注文したウインナーコーヒー

の話題が一段と花を咲かせました。

こうして、楽しい時間が過ぎ、

時計を気にする方が約1名です。

周りの方々もそわそわムードが伝染です。

 

 

 

 

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ここで時間を忘れていただくために

それぞれが自分の居場所を確立していますので、

そのままの状態で、

スタッフが目の前で真っ赤なふうせんを膨らませ、

 

 

ポンと飛ばすと、

何と、その受け方は昔のバレーを髣髴させるような手の動きです。

瞬間に跳ね返すのです。

まだまだ機敏性もあり運動能力が高いことが判明です。

 

 

 

 

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言葉の少ないご利用者に、

「バレーやっていたのですね・・?」と言うと大きな笑顔が戻りました。

しかし、それ以上の聞きとりは、圧となりますので、

適度な良いところで止めます。

 

 

 

 

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★☆★♪現場報告 小川生活相談員より ♪★☆★

家族様からのお言葉です。
Faからの朝の送りで「最近とても調子も良く、夜間の睡眠状態も良好で
食事も三食しっかりととれています。家族からの介護に対する抵抗もあまりなく
おかげさまで助かってます。」と送りがありました。
通所時の表情から笑顔も多く見られ「雪、すごいね」と他者様にお話をされておりました。
貼り絵に取り組まれたりと風船バレーのときは普段とは違う笑顔も見ることができました。
 

★☆★♪感謝♪★☆★

 

 

 

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帰りの支度の時間も無くなるほど、

「そら、いった」と大工さんも車屋さんも言葉がポンポン出ます。

東洋の魔女、回転レシーブ、・・・と

懐かしい時代の言葉に「オリンピックだ!」の言葉もいただき、

場は盛り上がり、

その後は静かに静かにクールダウンをして無事に12月28日のデイサービスが終了しました。

 

 

 

 

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たかが、ふうせんバレー

されど、ふうせんバレー

活かし方は支援するこちらの目標により効果は違ってきますね。

 

 

 

 

 

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現場は介護者の大舞台です。

人生の貴重な一日に、

楽しい豊かな時間を支援する。

 

 

 

ご利用者へ介護側から支援をさせていただく大舞台です。

これほど、尊い仕事は無いと現場から再度学ばせていただきました。

2013年12月28日ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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現場は正月も休まず続いております。

働く意味を知る気の良いスタッフ等に感謝です。

ありがとう!!