認知症からの混乱(BPSD)対応と通所開始の対応について
BPSD対応介護現場報告より
午後より、女性M様とS様が暗くなるにつれ、
不穏になるのを感じ、
早めに役割療法を行ったり
スタッフと一緒に昔の話や
旅行の話等を行い対応させて頂きました。
記憶をとりもどすことで次第に落ち着きを取り戻し、
寝る前になると「もう・・寝る。部屋はどこだい」と静かに
一緒に自室に戻り横になることができました。
☆
また I 様ですが、昼食の際のいつもはパン食を希望されますが、
どちらもお出しすると
本日のすり身丼は、完食されていました。
グループホーム 脇
・・・・デイサービス・・・
本日1月の誕生会を開催しました。
O様は大正2年生まれで101歳になりました。
「まだまだ元気だよ」とお話を聞くことができました。
もうお一人はH様です。
H様、照れくさそうにされていましたが、
皆様からお祝いの言葉を頂き、微笑んでおりました
樋口
☆★☆★♪☆★☆★不穏と焦燥感☆★☆★♪☆★☆★
不穏の原因は多くありますが、
その一つには、認知症という病気から、
心の中が大変忙しくなり、
じっとすることができなくなる場面があります。
それは〟列車に乗らなければ乗り遅れる〟というあせりのような気持が
働いたり、
今の瞬間の記憶が消え、
昔の嫌な記憶を思い出したり、
瞬間を忘れる認知症の人にとっては、
「ここは、どこなのだろう。周りにいる人は誰なのだろう」と
頭の中がまったく霧の中で、
どこへ行くと良いのかそれまで覚えていた自室にも行けなくなることがあります。
☆☆混乱期真っ最中の通所開始は☆☆☆
認知症の混乱期からの通所のご利用は、
ご本人が慣れていただくまでは、無理な介護は致しません。
まず、環境に馴染んでいただく短時間の介護から始めます。
心の焦燥感(あせり・おちつかない・イライラ感)が
住み慣れた自宅でも初めからある場合は、
いろいろな原因があるかと思われますが、
まだ医療との細かな調整が必要で、
・
この場面で、どの介護事業所を使用しても
「ここもだめだった・あそこもだめだった」と
喪失感だけが多くなり介護家族の疲労が重なるばかりであり、
ひいては介護資源を断ち切る場面となり慎重に対応することが求めれます。
一度の受診であきらめず、介護現場からの情報もいただき、
担当のケアマネや、
または、
現場から医療ソーシャルワーカーとの調整が必要となり、
それぞれの具体的な気づきの報告から安定に至る場合があります。
不穏な症状を抑制する薬は悪いものと決めつけず、
ご本人にダメージを与えず心が安定する場面もあります。
服薬を必要とするとき、
服薬が不必要な場面など、
その判断は医師の判断が重要となり、チームでのこまかな連携がとても大事であります。
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「認知症か・・?」と思ったら、まず、早期受診!
画像診断と臨床診断が必要です。
この勇気ある判断が、
互いの家族の今後の暮らしまでをも変えていきます。
また、周りの環境の変化や
体に変化がある場面などの
痛み(歯・足・耳・頭・胸・腰)や便秘、発熱などの不健康な状態から、
不穏な症状になる場合もあり、
別な病気が進行していないか、
かかりつけ医との細かな情報交換が必要となり、
☆
混乱期が過ぎれば、多くは穏やかな時期が訪れます。
その場面を乗り切るには、家族も含むチームのネットワークが要となります。
地域の介護現場の皆さんと一緒に共に歩んでいきましょう・・