明治神宮
介護
自分等が仕事をさせていただいた人々。
今も支援を届けさせていただいている人々。
しかし、ご利用者の生き方の中心となっている
真の意味を知らず満足いく介護は届かないと思うが、
真の意味を伝えようにも知らない現実。
ある日、
いつもとは違い、
伸びないはずの背筋をのばし
凛とした表情を崩さず
大きな声で語りだした教育勅語。
明治・大正・昭和・平成と時代は大きく変化しても、
頑として譲らず、
ときにはご家族からも「昔から頑固なんですよ・・」と言われながらも、
そこに、しっかりと日本人としての生き方が刻まれていた人々。
鳥居の前で頭を下げる管理者の姿から、
いつもの丁寧な介護の納得する場面が重なる。
真の日本人を知らないトップと
亡くなった人々から教えていただいた日本を知り、
搭乗までのわずかの時間でも「行きたいです」と
明治神宮を参拝するグループホーム管理者と、
観光に訪れた多くの外国人と共に
凛とした空気と
木々や草からも
日本人の生き方の神髄を肌から感じさせていただいた。