記憶は忘れても良き感情を維持するための支援に徹する
ご利用者の皆様が発する言葉の奥には、
その日の感情や、
出来事からの情景が浮かび
相手との距離を近くに感じたり、
これからの支援に結び付く気づきが多く含まれています。
昨日は認知症の進行により
家族以外の方との、かかわりを持つことが困難な方への在宅支援に訪問をさせていただきました。
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これまでにもスタッフ等は数度の接触はあったようですが、
訪問するたびに撃沈している様子に、
昨日は一緒に出かけさせていただきました。
玄関先では「今日は機嫌が悪いんですよ」とのご家族の言葉に、
「だいじょうぶですよ」と
まず、ご家族に安心していただき
言葉は控える気持ちでお会いさせていただきましたが、
懐かしい記憶を呼び起こす言葉に顔が上がり、
食べ物の会話から笑顔が表れ、
短時間の帰宅時には握手までしていただき
記憶は忘れても感情を繋ぐため翌日の訪問許可をいただきました。
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ありきたりの対応よりも
相手の尺度に合わせた対応と
認知症の進行具合も勘案し
お会いする前の事前準備に時間を駆使することが
互いの貴重な一日の
どちらも嬉しい出会いの場面へと発展させていただきました。