23項目課題分析アセスメントをより深めた事例検討会(7月勉強会)
昨日は
商工会議所で行われた
マナー講習参加者からの発表と
ケアマネも含む
各事業所で行ったアセスメントシートから全体の事例検討会となった。
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他の事業所の事例から自分の所の事例を知ることとなり、
より深まった根拠ある介護へと向かうチャンスとなる。
パートさんも積極的に自主勉強会へ参加していただいた。
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病気前のお元気なときの暮らしを知り、
生活自立度や認知症の自立度(現場が知ることが重要)から、
課題を抱えてからの暮らしを知り、
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本人の思いと要望をキャッチし、
本人も忘れかけていた趣味・楽しみ・特技を知り、
家族の希望を知る。
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ここまでで、おぼろげな個別のその人が見えてくる。
更に、既往歴や服薬内容を知ると
主たる病気は脳血管性認知症だと思っていたその人は、
躁鬱状態で服薬により安定していることが理解でき
服薬内容からより強く知る事が出来た。
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ここまでくると現場管理者から
「月に何度か笑顔が無くなることや
固まったように無表情になり
意欲が消えうせる日がある」との発言があり課題の裏付けが見えてくる。
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現在の不定愁訴のある人との臨席の席替えが必要な検討や、
日頃の「なんでもしちゃる」という言葉からも
役割を導入させていただき
その場における会話の促進から
その人の存在感が高まる
充実した時間を過ごすことが必要だったのだと更に深まる。
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厚労省の23項目をより深く求めていくと
ADLの全介助の人の他のアセスメント事例からも
トイレの排泄時には、手すりに1~2秒つかまり立ちすることや
テーブルの上にある食器を1つとっていただくことも
生活の中の機能訓練となり
求めた支援が明確になってくる。
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何もできないと思われていたその人のIADLでは、
本人がその場面だけ語ることができた子供さんの名前と想い出を
了解を得て
本人の前でハガキを書かせていただくのも
家族との交流支援となり、
車いすでの支援時にポストに一緒に投函することができる。
誰にでも平等にやってくるその日の残された家族へのケアともなる。
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通所では実調から、
ケアマネとの二度目の訪問(サービス担当者会議)で、
この課題分析表をご家族へ渡し
間違いがないか
ご本人・ご家族の要望
在宅における情報収集の確認から
互に求めるものがより細かく分析され、
その気づきから同じ目線で深まっていくと、
家族様からのピーポイントの要望や
ここは「自宅でできる」というチームの会話も生まれてきた。
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日常生活の変化の把握や精神面の変化は
個別の期間限定(精神面・睡眠・排泄・食事・水分・バイタル)のシートは現場で行い
ケアマネ等に渡していくのもサービス担当者会議の現場の役割の一つだと勉強会から
発信することができた。
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よりよいケアの始まりは、根拠を知ることから始まる。