良い文学の読み聞かせは、癒しの心地良い空間を醸し出します

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認知症になっても、読み聞かせの時間が高齢者は大好きです。

 

忘れていた懐かしい祖父母の語り継がれた伝承的な話をどこかで幼い日に聞いているからだと思います。

 

 

 

 

北海道に住む人々の先祖の多くは本州や東北からいらした方が多く、記憶の糸がそこまで遡ると安定した介護に結びつくきっかけをいただくことがあります。

 

 

 

 

 

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以前「お話のろうそくの会」会長小林孝子氏と共に学んだ中に、ラジオも無い時代、日本には伝承的な語りの中に受け継がれてきた生き方の教えが多く含まれていると言われていました。

 

 

 

 

 

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キツネやタヌキが日本の昔話には多く出てきますが、これは世の中の人々を表しているとも言われ、世の中の仕組みを伝承的な昔話に盛り込んでいるのです。

 

 

 

 

 

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昨日の北海道新聞に滝上町に小檜山文学の故郷整備と書かれてありました。少ない読書の中ではありますが小檜山文学は貧しい中にも力強く生き抜く開拓魂を感じた事を思い出します。

 

 

 

 

 

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滝上町は、他にも児童作家の加藤 多一さんがいらっしゃいます。

 

 

 

 

子供や老人、いえ若い世代にも児童文学は心を癒すことが出来ます。介護現場での読み聞かせの時間はスタッフへの日本の伝承文学を受け継ぐ場ともなるのです。

 

 

 

 

 

 

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認知症の高齢者が集中できる良い文学は、癒しの心地良い空間を醸し出すことが出来ます。