PTA回想
回想
約30年ほど前に、PTAの学級委員長をさせていただいた時期があった。
当時の小学校は新しい学校の設立から、何度も何度もクラス替えがあり、
子供たちが落ち着かず、
子供間のトラブルがあったり、
先生も若く頑張っていただていたが、
本来の力を出せずに父母の中からも不満の意見が噴出していた時期があった。
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しかし、このような場面でも
考え方により、
学ぶ時期となる。
そうあることではない。
この時期をどのように活かすのか、。
子供や先生、親にとっても、自分にとっての良い人とは限られてくるものだ。
子供も世の中を知るチャンスとなる。
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しかし、目の前の子供等は、不満の塊となっている。
親の反応をも敏感に感じていた。
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まず役員で話し合い、
その後、父母等は何度も目的をもった話し合いを行った。
目的がない話し合いは、ただの不満のはけ口となる。
方向を示唆しなければ、どんどん迷路に入ってしまう。
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当時もクリスマス時期が目前であった。
笑みがこぼれる環境は、
ぎこちなかった親も会話するきっかけができる。
PTA会長が営む幼稚園から、
サンタクロースの衣装を快く貸していただき、
教頭先生には、サンタクロースになっていただいた。
ありがたいことだったと今でも頭が下がる。
教頭先生はサンタクロースになりきり
「私が、サンタ・クロース」ですと子供等の歓声を浴びながら
会費の中から捻出したプレゼントを子供等に渡していただいた。
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悩んでいた人々と目的を持った行事に向かう事も良き方向へのきっかけとなったようだ。
この楽しい取り組みは、母親らのまとまりとなり、
その後の学級懇談会でも本音で語ることができ、どこかに親しみが持てた懇談会となっていった。
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三学期の学級のお別れ会では、
生徒と先生と親との涙のお別れ会となった。
苦しかった場面がより深まる関係性の構築となったようだ。
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マイナスの視点から少ないプラスを求める事により
事は沈静化していった。
苦しいときには口元に笑みをとあるが、
まさに子は親の鏡であることは間違いない。
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混乱した場面は、子供が嫌なことを乗り越えるチャンスである。
幼い場面で親子で体験できる良きチャンスとなる。
まだ、親が手伝える時期であるからだ。
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しかし、今だから言えることも多いのだろう。
伝える人びとが少ない時代から体験を伝えさせていただいた。
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老婆心から当時を懐古する時間となった。
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しかし、子供の心の変化から受診する親子が多く予約待ちであるということも驚きだ。
地域の高齢者の働きが必要な時代になってきているようだ。