95歳の新入居者様から前向きの「感服オーラー」が。
「懐かしーぃ」と思うものには、
多くの想いでが詰まり、
楽しみエネルギーを引き出すきっかけとなる。
永い人生は、
良い事ばかりではないのだけれど、
ふと、当時の思い出がよぎり「良く頑張ったなー」と
苦しかった思いでも懐かしく思い出すことができる。
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「すいとん」の料理もそのようだ。
食べ物に不足していた時代の代用の食事が、
高齢者等には懐かしく、
自分等からは引き出せない笑顔と力が溢れてくる。
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料理の満足からお隣りの会話に結び付き
互いの関係構築から
施設ではない場においても、
夕食後には、
ホールに集まり大型テレビに集中されたり、
フィギュアスケートに共に歓声し喜びを分かち合うのも、
ご近所意識が高まるものとなる。
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これまでの自宅での一人の時間は、
つい、つい、
考えすぎ
知らぬ間に自宅に籠ってしまい
血圧の不安定に訪問看護に来ていただいていた方も、
今は、あれこれと誰かの世話に勤しみ感謝の言葉をいただいている。
まさに自分等でボランティアを行い助け合っているのだ。
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先日、
「老いたからこそ、
良き影響を与えていただけるのだ」という場面と遭遇した。
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「私はもうすぐ天国へいくのですから・・」と何かにつけても
マイナス思考だった90代前半の方は、
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「私は耳が遠く、勘違いや言い間違いがあるかもしれません。
皆様、どうぞ宜しくおねがいします」と、
2Fからサークルを使い、
エレベーターを乗りこなし、
毅然とご挨拶された新入居者様の95歳の人の挨拶から、
*♥*
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「えっ!」と目を丸くし驚かれた90代前半の方は、
自室の食事希望から、
翌日には、
誰よりも早く食堂へ参加され食欲も増してきている状況へと一変した。
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また「選挙に行かなければ」と、
歩行訓練を始めた80代後半女性も登場し、
希望の方へ無事に投票を済まされ帰宅された。
この1票の重みをしっかりと受け取っていただきたいものだ。
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☆☆☆
人にはそれぞれ役割があり、
100歳に近い高齢の人の背筋をのばした生き方は、
周りの人々にまで、
真っ直ぐ顔を上げ堂々と生ききる事を教えてくださっている。
90代後期の1歳の違いは10歳に値し、
100歳に近い年齢の人からは「感服オーラー」の刺激をいただける。
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最後まで“心元気”に生ききるエキスは、
やっぱり人とのコミュニケーションにあるのだろう。
10年後には、
110歳オーラーも浴びる事が出来るかも。
まだまだ、80代は鼻たれ小僧様のようだ。