老いから伝える事
作品
家の者に喜んでいただこうと
ご利用者等は、せっせと作品をつくります。
ご家族の顔を思い浮かべ
ありったけの集中力を結集し向かいます。
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老いては、
子供等に「良くできたね。すごいね」と認めてもらい
家族に喜んでいただくだけで、
何倍もの力が湧きだし
家族の一員として暮らしていることを感じる時間が訪れます。
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新米だった頃の親は、
寝る間も食べる間も無く、
ただひたすら働き続け
子供を一人前にし
親の看病に出かけ
「これから、やっと自分の時間を」と思う間もなく
老いという時期を迎えます。
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子供等は、
命に限りがあることは、誰もが理解しているのに
自分等が老いる事も、
親の最期が来る日を信じようと思わない日々があることも、
「不思議なことだ」と親を亡くした友人等と語り合う日々が多い
老いた今からの伝言です。
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~現場より~
お正月の作品での切り絵をご用意させて頂きました。
O様、積極的に参加をされ、
「この間の切り絵、うちの家の人すごく喜んでくれたんだよ!
できたらまた持って帰るからね」と
作業も20分程度集中されておりました。
デイサービスⅢ号館 妻鳥