終活
在宅では
夫婦がやっと支え合いながら暮らす事が出来ていても
どちらかが不意に先に逝ってしまうと
その後の生活は夢を見ているようにまるで違った環境となることがある。
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また、子供さん等は介護制度について初めて耳にすることが多く、
戸惑いながらも、
どのような場面でもご家族の愛は深く、
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母親の体をいたわりながら
「少しでも周りの様子を伝えたい」と
シンフォニーの玄関から
共に散歩に出かける息子さんの後ろ姿には、
母親を残す心配や悲しさがあふれ痛いほど伝わってくる。
・
悲しみはいつ襲ってくるかは誰にもわからないが
命には限りがあることを知らされる。
今日は、お部屋で亡きご主人様のご供養の日である。
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シンフォニーの生活相談員は
お寺さん用の座布団の縫い目の配置の仕方や
朝ご飯をお供えさせていただく事、
お供物の確認など
一つ一つ知識をいただき
昨日は、総練習のように事務所で繰り返していたが、
このような知識をいただけることもありがたく
学んだ知識は、次には誰かに伝授させていただくのだろう。
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昨日のある会合では、
「人生最後の“終活”の心得を聴かせてほしい」との
お話があったが、
老いる事と
“人生最期の章”を知識を得、
どのように選択をするのかが今、求められ
残していく身も
残される身も
安心して迎えたいと思うのが超高齢社会を更に一歩進んだ社会の様子のようだ。