猫のシロ

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シロは利口な猫です。

一度、自転車の籠に乗せられ遠くに出かけてしまい、

数日間みんなで探すと、

畑の中で痩せた姿で泣いていたと、

親代わりのスタッフがやっぱり泣きながら抱いて来ましたが、

それ以来、

遠くへ行こうとはしません。

シロの記憶は

カラスにいじめられ

助けられた恩も忘れず、

助けた人の声を聴くと離れていてもかけつけ側に寄り添います。

カラスに突かれ左目がありませんが

ご利用者から「かわそうにねー」と

頭をなぜられても為すがまま。

怒ることも、かじることも、ひっかくこともしません。

シロは優しい頭の良い猫です。

シロは五号館デイの宝です。

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