超高齢社会の地域維新
地域づくり、
地域づくりと一言でいっても実際に何を行ったら良いのか、
関係者は理解していても、
初めて聞く人々にとっては、
要領を得ず、
くもをつかむような話として聞こえてくることがより具体的に判明した。
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『認知症サポーター養成も受けたが、
具体的に何を行ったら良いのかわからん』と、
グループ討議の中からも出ていたが、
地域の住民と
そのことに集中している人々等からの発信と、
地域現場サイドの考えでは、
大きな隔たりが生じていることが理解できる。
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実際に町内会で行っている事例も含め
紹介させていただいたが、
一人の人をサポートするには、
まず、そのように考えていただけるご近所の人と、
今、実際にかかわっている人が大事な地域の社会資源となること、
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例えば
新聞の配達員さん、
ヤクルトの配達さん、
電気・ガスのメーター測定さん
民生委員さん
行きつけの床屋さん
食事の宅配さん、
コンビニさん、
友人
知人
寄り合い所の仲間
老人クラブの人
派出所の警察官(SOSネットワーク)
介護支援専門員
訪問介護の人
デイサービスの職員さん等
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●電気がともらない日やカーテンが開かない日、
●いつもと違う道を歩き出していた、
●ゴミの出し方が不明となっている為、ゴミ袋をいただき気づいた人が選別するようにした。
●暑いのに冬のオーバーを着ていた。熱中症になりそうだ。
●ずっと同じ場所に座っている。
●なんだか、体調が悪そうだったなど、
●一人の人を知る人々からの情報をいただけるように
本人・家族から許可をいただくと、
※
一人の人からのネットワークができる。
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『認知症初期集中支援』を上手く連動させる為には、
このような基盤を元に施策もよりよく動かす事ができ
絵に描いた餅とならぬような地域との連携が必要となる。
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共に暮らしやすい環境は、
今、地域に住む人々からの一歩から大きく変わりそうだ。
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想いだした事
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北海道厚生局のお役人さんらが
もう随分前になるが、
漁業の現場へ出かけ
猟師さんと共に
網を引いた話を聞かせていただいたが、
机上だけでは理解しがたい事を実際に現場で学ぼうとする働きもある。
そのように考える人によって、大きく現場は変わるのだろう。
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現場ならではの得たものを根拠に施策を考えると
実際の映像や生の声が浮かび、
現場が納得し互いが歩みよることができる。
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昨日の北見自治区地域包括支援センター中央主催の
地域の拠り所つくりは、
積極的に近くの市町村からも参加され、
認知症の人を介護する家族からの
意見もいただき、自分としても
もっと具体的に
もっとわかりやすい
納得する方法の伝え方が必要と学ばせていただき
とても実りのあるものとなった。
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やらさせる仕事から情熱を傾けられる仕事に出会うと
仕事の苦痛は半減するとも思えてくる。
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地域を変えるには、
地域を変えようとするには、
地域に住む人々から
無理をせず自分ができる範囲の働きが、
未来への発信となり、
まさに超高齢社会の地域維新となるのだろう。