幸子さんからのメッセージ
ホームにいらっしゃる幸子さん
幸子さんは、私たちの申し送り時や若いスタッフを育てるミニ会議にも毎回参加することが多い方です。
入居はじめは、怒ることが多かった幸子さんですが、
5年間スタッフが、ほぼ毎日行なっている朗読から特に情感が豊かになったように見受けられます。
カンファレンスの中で「○○さんの辛い悲しい人生を振り返ると私たちは今、何をしなければいけないのか」・・・との場面では、
沸き立つ思いを心で感じ、傍で涙をいっぱいため、
艱難辛苦を乗り越えた幸子さんから、私達に声にならない大事なメッセージをいただいています。
そのように思うと、この世でめぐり合う人々とは深い縁があり、
自分も含め現世で優位な立場に立つ仕事の人は、特に注意をしなければ日々の生活の中に大きな悔いを残すかもしれません。
気が付いたときからでも相手の人生、自分の人生に傷をつけない人生を送りたいものです。