人生最期の料理
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人生の最終章の最後のページを
どのように締めくくるのかで
その人の人生の質がまるで違ってくる。
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目の前にいていただけたその人は
天の総監督からの
使命により
しっかり良き支援をするのだぞと、
暗黙のうちに
自分等は働かせていただいているのだ。
*
人生の一日をどのようにとらえ
どのように
自分から生きるのかで
相手の人生も自分の人生の質もまるで変ってくる。
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(デイサービス エーデルワイス)
◆◆◆
先日、週に何度も通所いただいていたAさんが、
急に心臓病でお亡くなりになった。
前日、
食べていただいた食事に
たいそう喜んでいただき、
言葉の少ないAさんが『美味しかったよ。ご馳走さん・・・』と
足の悪いAさんが下膳までしていただいた。
感謝の気持ちを言葉と行動に表していただけたのだ。
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☆
後に、ご家族から、
『通夜の晩、届けていただいたアルバムに
家族等がとても偲ぶ事ができ、
ばあちゃん、この料理で最後逝ったんだね。良かったね。と
話していたんです・・』と。
Aさんの最期の大舞台を
Aさんを中心とした話題と
飴くい競争等の写真に悲しみの中にも笑顔を引き出していただけたようだ。
*
☆
この日は、誕生日ご膳であったが、
普段の日も
ご馳走でなくても、
そこに心配りのある料理であるのか、
彩りは、
皿の盛り付けは、
味見の一つからでも心をいれることを教えていただいた。