自分で決められる時期を逃さない支援
認知症と診断がついても、
初期には、
介護保険の選択や、
金銭管理について、
最終の場面では、医療を望むのか
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また、
延命はどうするのか、
人は誰もが平等に一度は通る葬儀はどのようにするのか、
お寺はどこなのか、
お墓はどこなのか、
認知症と言う病気の中には、
亡くなった人が毎晩現れたり、
前の年に、廃車届けを出した車が、そこに見えたり、
新車を購入した妄想から、
その車が本人にはしっかり見える症状があっても、
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認知機能は正常に動き
記憶もあり、
計算力も有り
迷子にはならない認知症もあります。
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レビー小体型認知症は、初期にはアルツハイマー型認知症と診断されてきた
場面が多くあります。
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服薬の保険請求ができるようになり、
今、長年アルツハイマー型認知症と診断されてきた方が、
介護現場では
物忘れもなく、
多くの幻視や妄想(嫉妬・金銭・物欲等)と戦っている方が多く
高齢者施設や介護現場の対応で
『そうか、そうだ。俺は夢を見ているんだ。
母さんは死んだんだ。何にも言わないけど側によると消えるんだ。だけど毎日来るんだ』と、
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しっかり向き合い、受容し、
『そういう病気があるんだよ・・』と伝えると、
『そうかい、そうだわ!』
『さっき車買ったと言っていたの違っていたから・・・』と
わざわざ訂正に外で仕事をするスタッフに伝えに言ったりと、
自身の幻視・妄想を評価する力も残されておりました。
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症状は夜にのみとは限りません。
日中に強く出たり昼寝の後に夢が混合し行動に変化がある場合もあります。
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担当のケアマネさん、
生活相談員、
認知症介護指導者として入らせていただき、
人生の最期までの深いお話に至ることも過去にありました。
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いつ、どこで、誰が、どのような会話をしたのか、
しっかり、それぞれが支援経過記録に残す事が重要で、
支援するチームとして、
サービス担当者会議の中での本人も入る再度の確認や、
必要時には、本人の希望としてプランに記載する事も大事なことです。
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記録は簡潔で良いのです。
長い小説のような文章はいらないのです。
根拠がどこにあるのか、
説明がつく記録で良いのです。
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介護現場の意見としては、
レビー小体型認知症という病気は、認知機能は初期からおよそ中期前まで残りますが
個人差があります。
しかし、確実に認知症という病気が勝る時期がきますので、
その時期を逃さないように対応することが
ご本人が希望する人生に寄り添い
支援する者等は代弁者となり得ることがあります。
しかしながら、
元々の性格に左右される場面も現実にあります。
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服薬には敏感に反応し症状が強く出る場合がありますので
専門医との連携や薬剤管理指導を導入し、
服薬からの副作用等、
チームの一員として多忙な医師との連携を気軽に相談する事ができますので
高齢者住宅、介護施設等お勧めいたします。