レビー小体型認知症 介護現場から

気温も下がり涼しくなり過ごしやすくなりました。

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(きつねうどん・いんげんのごまあえ・

きゅうりとカニカマの酢の物、

バンバンジー・オレンジ・お茶・)

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レビー小体型認知症は、

転倒の認知症と言われるぐらい足元の危険性が高くなります。

また、その日により体調に波があり、

体や表情が硬くなり

前日まで普通に歩いていた方も、

翌日には筋緊張が強くなり

歩行や寝返りができなくなる場面もあり

著しい変動がある方もいらっしゃいます。

現場は、利用者様の変化を把握した後は、

その日のオーダー介護が必要となります。

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また、夜間のレム睡眠行動から家族も知らぬ間に

いつ転倒したか不明の場合もあり、

周りが気づかぬうちに

慢性硬膜下血腫になっている場合もあります。

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本人を中心とする自宅の環境、

居室の環境を見直す事が大事で、

敷物・スリッパ・机・椅子や、

ベット周りの

置物・壁に貼った絵等が原因で錯視から、

本人にとっては嫌なものに見え、

その刺激から不安定な歩行を誘引し、

転ぶと強打すると考えられるものは早めに

整理することも、その人の命を守ることとなります。

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また、日常で使い慣れ見慣れた、なじみのものは安心を与え

新しい見た事もないものばかりでは、

施設等に慣れようと努力をするのに、

ますます本人への負担が高くなります。

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認知症を患う人には、古くても衛生面に配慮されたものであるなら、

使用中であったなじみの枕や、直接肌にかかる 肌かけ等も

薬以外の安心と安全を引き出します。

なじみのものは、記憶再生の糸口となります。

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レビー小体型認知症と診断された方々でも、

症状の出方は多種多様で、

まずは、安全面を重要視することが大切と自分は考えます。