“てぃだかんかん ” 観てきました。
世界で初めて養殖サンゴの移植・産卵を成功させた、金城浩二さんの実話でもあります。
「てぃだ」は太陽を意味するそうです。
そういえば沖縄の歌「童子神」も”てぃだ”という言葉がありました。
海洋学を学んだわけでもなく学者でもなく、ただひたすらに海を愛し自然を子供らに残していきたいという純粋な願いだけで・・・
成功か、金儲けができるかどうかと思うと人は押し寄せ、
失敗・・?と自分達の意図する方向と違うと無情にも人は散っていきました。
艱難辛苦を味わった本人は、家族と仲間に支えら最後の願いだった世界初の珊瑚の産卵に出合うことが出来ました。
純粋に真っ直ぐ、時には折れそうになりながらも周りに支えられ生き抜く姿は、
今の世に忘れられた武士道を思い出させていただきました。
エビデンスや学会での発表も大事な要素となりますが、
珊瑚にとっては、そのようなものは必要なく、ただただ人間によって汚染され繁殖が難しくなった今、
汚れていない人の心で養殖し、汚染されない環境の中で卵を産む事が理に叶った願いだったのです。
珊瑚を通して何が大事なのか・・・
自然から、たくさん教えていただいたような気がしました。
最後の場面と山下達郎さんの(希望という名の光)力強い歌とメロデイーが、今の時代を生き抜く人への応援歌のように心に入りました。