かつて経験した事のない時代にトライする高齢者

いまや、100歳以上の方がどんどん多くなってきている。

先日の死亡欄にも110歳以上の方がいらしたが、

とくに

騒がれる事もなく

まだ、それ以上の年配者が多く存在するらしい。

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随分前に人は120歳まで生きると、

ある本で紹介されていたが、

当時は、まさかと思っていたが、

どうやら、

この調子で行くと10年後には、ぞろぞろ115歳以上の長寿の方どんどん出現しそうな勢いである。

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この情報を聞いて

愕然としたが

同時に、もし間違えてじぶんだったらどうしようと?と

将来の計画設計を立て直すことも浮かんできた。

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どの時代にも

短命の人・長命の人は同じように存在するが

自分が、後者の長命だったら?という危険性が生まれてきたのだ。

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家があるから

土地があるからと言っていた時代は過ぎ、

古い家は残された物が処分をするのに

財産以上に金銭負担が高くなる場合もある。

知人は、『何とか残りの財産と家の処分で調度でした。良かったです。』という

話を聞いたが、

まさに、生きているうちに処分をする義務が生じてくることも検討しなければいけないのだ。

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これからを生き抜く後期高齢者等は、

長生きがあたりまえと言う人生設計が求められてくるのだ。

今年度、最終の『きたほっと』でもその事を皆さんと会話したが

70代、80代は『はなたれ小僧の時代』

90代になり、ようやく高齢者の仲間入り、

100歳になって隠居の身となるような気がしてくる。

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こうなると介護保険はますます緊迫し、

地域の輪の結集が必然となり、

デイサービス代わりの地域活性支援の場への昼食提供など、

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空き家ではなく、わが家を一年でも暖かく過ごそうと積極的な

工夫が出来てくるだろう。

固定資産税も減るのではなく

住み続ける事で維持できるわけだから

提供者の家こそ軽減を支援する事も頭を過ぎる。

手を上げていただける家々を多くする事を考えると

縦ばかりではなく行政の柔軟な連携が求められる。

小さな市町村こそ、できることがあるように思えてくる。

『きたほっと』でも会長からも話が出たが、

「ふるさと納税」もそのような効果があると

北見を故郷とする人々や、

遠方からでも北見を支援していただける人からの力を

お借りさせていただけるチャンスが生まれてくる。

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北見市留辺蘂は高齢化率約50%に達し、

この地域を支援する事で

2040年頃まで増え続けるといわれている

日本の65歳以上の高齢者の暮らしにもヒントが生まれてくる。

研究者の皆様にも是非お越しいただき

モデル事業としての発進もできる可能性もある。

正月明けには、認知症の人の対応も含む

『傾聴ボランティア養成講座』が北見社会福祉協議会にて予定されている。

地域は地域の実情に合ったものを自分等で考えつくるものだ。

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今を生きる高齢者の人々には、

かつて直面したこのない時代が訪れているわけだから

“考えてみると何でもありの時代”でもあるのだ。

この時代をポジティブに心豊かに地域で話し合うことも大事な要素である。

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年々、考える事が変化しどんどん増してきている。

頭がおぼろげになっても一歩手前で刺激を自ら送り

認知症になる暇がないくらい頭を鍛えておこう。