忘れる事を活用させていただく
忘れる事
入院から
いつもの生活の繰り返しを忘れると
ベットから起き上がり方、
歩き方、
顔の洗い方など、
いつもの行動手順が不明となる方もいらっしゃいます。
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意思を尊重しながらも
見守り強化し、
いつもの生活パターン(骨折後の歩行も含む)を早めに導入させていただくと、
食欲も戻り
ベットからの起床も
歩く事も
日常の生活も難なくクリアーとなりました。(過去事例)
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認知症を患う人は、
環境の変化を一早く敏感に察知し、
病院での命を優先する対応から
多くの刺激を受けとる場面となりますが
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ちょっとしたことでも泣いたり怒ったりし、
そのまま遠慮せず感情をぶつけてきますが、
これは前頭葉の障害部位の情況であったり、
時々『死にたい』と言うのは、
左半球、前頭葉の障害部位等によるもので希死念慮症状(BPSD)だと言います。
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退院後は、
忘れる病気である事を上手く活用させていただくと、
病気で入院していた事も忘れ
お元気に穏やかに過ごす方もいらっしゃいます。
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怒りの感情は、
そのまま返さず、
『相手からは三倍返しだ!脳の障害部位からのダメージだ』
と気持ちを切り替えることで
対応する方々の心も少し軽くなります。
文献は、先日の道庁の研修内容からです。