介護現場における医療と連携後の記録は重要

介護現場はチームケアというものの、特に多忙であるDrとの連携は難しい状態ですが、介護現場からの意見の求め方・文章の在り方・施設内の情報の送り方の工夫で利用者様を常々気にかけているDrから意見を求めることが出来ます。

①定期受診時には施設内の食事・水分・排泄・血圧等のバイタル・体重の増減・
 精神面(昼夜)・現在の心配な点等を記入した施設内情報を伝えます。

②文章は短く分かりやすく書きます。必ずDrに渡した紙はコピーをしておきましょう。

③家族様同伴の場合は、内容を家族様へもコピーを渡し情報を共有しDrからの情報も口頭でいただいてもらいましょう。

④施設の介護支援専門員から、医療連携シートを使い、わずかでもDrへの収入となる連携シートを使いましょう。Drからの適確な情報がこちらに戻ります。
この時は、介護支援専門員の他に施設内の医療連携看護師の名前も記入いたしましょう。家族様には、少々金額が発生する事を伝えましょう。

⑤特に在宅の場合、介護支援専門員は担当している利用者様のケアプラン(モニタリングシート含)をDrにお送りすることも大事です。
どのようなサービスが行き渡っているのか、服薬管理は出来ているのか、食事は大丈夫なのか、等の情報は介護保険の意見書を書いていただける情報にもなります。

⑥在宅で看ている家族様にも日頃の状況(昼夜の心身状態・食事・水分・服薬・排泄等)をカレンダー等に書き留めDrに情報を的確に伝える手段を伝えることも重要です。精神面は直接目に触れないように書き留めることも伝えましょう。

⑦連携後の記録は、何度も重複することなく別紙○○参照と記入し、どこに書いてあるのかが理解できるよう整備しましょう。

★まずは、医療関係者との信頼関係を構築することが重要と思います。
                            施設長