認知症と診断されても・・現場から
オンネナイ原野
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認知症と診断されたからといっても
急にその人が、
何もできなくなっている人ではありません。
力は、必ず残されています。
話すことができなければ表情や態度で確認ができます。
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認知症になる前の、
その人の性格、
行動がどのようだったのか。
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たとえば
いつも几帳面に金銭の収支を記録し、
人との約束もきちんと守り、
周りの整理整頓もすべて行い
挨拶もきちんとかえすことができていた人が、
最近、できなくなってきているという場面では、
医師による問診、
神経心理検査、
そして
画像診断などから推定することと、あります。
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その人の、もともとの生活スタイルを加味し、
医師から『認知症ですね』と言われても、
本人が物事の判断がつく場面では、
必ず、貯金通帳やとくに金銭の関係では、
意思の確認が必要で、
とくに、金銭を扱う人との信頼関係が崩れると
“感情”は、いつまでも憎しみとなって残る(扁桃体)場合もあります。
(反面、あの人は良い人だなーという感情も残ります)
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認知症と診断されたら、早いうちに
本人の目線で、本人の気持ちを大事に、
どのような今後の生活を望むのか、
まず、本人からお聞きすることが必要と現場から思います。
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若ければ若いほど、
本人なりの考えもあり、
その人の人格を無視した行動は
大きな問題となる場合もあります。
もともと、気難しい性格だった人には、
それなりの時間が必要で
元気なうちから穏やかに何度も将来の話し合いをすることが必要であります。
認知症を発症し、
とくにその人が執着ある金銭であれば、
お元気なころより、何倍も時間がかかることを肝に銘じましょう。
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認知症と診断され支援関係を営む上では、
発症前の、
過去からの関係性が強く出てくる場面が互いに多くみられます。