★スーパービジョンに希望がもてました。★

講義中にエーデルワイスで何気なく行っていたリーダー同士による、「改革を求めているが、どのように対処したらよいか不明」と打ち明けられた職員への面談を個別から集団に切り替えましたが、それが「グループスーパービジョン」であったことが判明しました。

同レベルのメンバーの意見を聞き、相互に意見を交換することによる学習効果が期待できると、講義の中にもありました。

何気なく実施したグループスーパービジョンのその後から、同席し助言を行っていた職員の新しい気づきも発見され、翌日には学習効果が互いに現れたことにも驚きました。

スーパーバイジー(ワーカー)の「心の重さ等による」状況判断から、時には個別面談より同レベルの集団意見交換会に切り替えたことが意味を知らずに行いましたが結果的に良かったと思います。

 しかし、グループスーパービジョンでは個人的な気持ちが隠されてしまうため、定期的に状況を判断し交互に集団と個別を取り入れて行っていくことも大事と講義内容から思いました。

授業の事例を用いたスーパービジョンの展開は「重たく、暗く、時間を必要」としたネガティブなスーパービジョンへの思いを吹き飛ばし「明るく、手軽に全員で取り組もう」と思うポジティブな方向へ変わることが出来ました。

時間も少なく(9時から4時まで)、あっという間の終了となりましたが、それだけ心の変化も大きく今、自らプリントを再復習させていただき、自分の心の変化に驚いています。

いただいた資料の中身も濃く、スーパビジョンの歴史からスーパービジョンの必要性と機能や特にバーンアウトについて興味深く、今までの自身の講義の軽さに気づいたと同時に今後の講義に導入する事により厚みが出る

と思いました。

★2000年の介護保険と同時に社会福祉基礎構造改革が行われ、社会福祉サービスのシステムが契約制度へと転換し根本的に変革した事により、スーパービジョンは隣接領域(医療・福祉・介護支援専門員)の参入により

ソーシャルワーク全般に必要不可欠となりました。

★最近、援助関係で導入しております「バイステックの原則」の熟知と、いつも視野に入れ照らし合わせ、支持的機能・教育的機能・管理的機能をバランス良く取り入れたスーパービジョンが、ますます必要とた気づかされました。

一方的な指導からは、ワーカーー自身が遭遇した問題を隠す事になる危険性もあり、会社としても高いリスクを抱えることとなります。

「バイステックの原則」の重要性を改めて確認いたしました。

★スーパービジョンの方法とグループワークの原則、事例研究法の活用など、時間が不足し入る事が出来ませんでしたが資料から学びたいと思います。

今までの文章の中にもたくさんの「気づき」と書きましたが本当に多くの学びをいただきました。

植田先生ありがとうございました。心から感謝です。         エーデルワイスでも組織で取り組んでいきたいと思います。

                   施設長

植田先生の著書をご紹介いたします。

「対人援助のスーパービジョン より良い関係を築くために」     中央法規出版、2005年