お話しを聴かせていただく

認知症を患う、ご利用者の話を聞かせていただく

ご利用者の話しに肯定感をもって聞かせていただく

『お家に帰りたい。

明日ね、お家に帰ります』という言葉をどのように扱うのか。

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(朝もぎとうもろこしに皆さん大喜び)

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(誕生日を祝う)

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訪問看護や

お医者様のお力も賜り

ようやく体調が戻りつつあるご利用者である。

ご本人と、スタッフと一緒に別室でお茶を飲みながら

お家に帰って何かしたいことあるのですね・・?と聞かせていただく。

『あのね、お寺に行くの』と笑顔で明るい顔で伝えていただいた。

ご主人の仏壇やお寺さんへお参りに行きたいと、

ご本人から数年のお付き合いであるが、

これほど集中的にお寺の話をお聞きしたことはない。

お寺は遠い距離でもあり体調を考えると実際は困難であっても

その言葉を大切に気持ちを受け止めさせていただき

代わりのいくつかの対応を述べさせていただくと

心は落ち着き

5日間ほど、忘れずに記憶に残り毎日届けていた言葉も

少しだけ納得していただいたようで

〇〇日にお越しになるお身内に心をたくされたのか、

日常の生活に戻られた。

本人様の言葉を無視せず、特別ではなく

不可能であっても、

どうしたら実現に近い満足がいただけるかを考える事が

ご利用者の心もある程度の納得に入り

折り合いをつけることができたのだろう。

しかし、

まだ、いくつかの可能性があるのではなかと、

模索させていただく。

せっかく真剣に言葉を届けていただいたのだから。