母親の認定調査からの驚き
認定調査時の緊張は、
物忘れ調査から、
あらゆる神経を集中し
何度かこれまで会って同席していた人も、
本人も驚くほどのありったけの力が瞬間出てきました。
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(朝)
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本人(母親)95歳は、
『すごい!うれしい!自分を褒めてあげたい』と叫びましたが
数々の日常生活での手間の多さに
こちらは複雑な心境です。
なるほど、これが介護者の気持ちなのかと、
客観的に視る自分です。
介護保険は、あくまでも介護の手間を測定するものです。
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このように一過性の力の発見は嬉しいことでありますが
長続きはしないのが現実で す。
調査員は、きちんと家族からも聞き取りをしますので、
あらかじめ母親には、
『介護保険は、できないところを聞く調査だから、
出来ないことを伝えていくよ。ごめんね。』と伝えると、
『いや、それほんとだから』と快諾でした。
このように人は瞬間、ありったけの力を出すことをまざまざと親からの学びです。
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随分とコロナから、筋力低下の高齢者が多くなっている現実です。
筋力低下と共に刺激のない生活から、
それまで何とか暮らしていた日常の生活が
立ち行かなくなり、
知らぬ間に使わない脳から認知症が進行している危険性も高いと思われます。
認定期間中でも介護の手間が多くなった場合には
担当のケアマネさんに相談をしてみましょう。
変更申請をお願いすることもできます。
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まずは、母親は認定調査前でも使用できる予防からスタートしました。
この認定を待つ間が試練でありますので早めの開始が困難を乗り越える近道となるの
です。
また、早めに刺激を送ることで互いの感情も保つのです。
事前にデイサービスで、
何をするのかを当事者である母親にしっかり納得してもらいました。
嫌いな風呂の説明もしました。
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それまでの実家の往復から、
コロナの緊急事態宣言時の母親の体調崩しと重なり、
「まだ心構えができていない」という母親への強制的な引っ越しと、
日常の朝・晩の介護者である自分は、
デイサービスへ行くと決まった瞬間、
心が晴れ晴れとした感情があふれました。
これが本音であり学びであります。
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母親も1回目のデイサービスでは、
感染防止対策を嫌というほど行いながら
少人数でのフラワーパラダイスへでかけ
車窓から眺める景色に感激して戻ってきました。
デイサービスのありがたさが身に染みて理解できました。
自分のこれからの学びは、母親からの実践がまだ残されておりました。
難問であります。!(^^)!