地域連携パスについて

 昨日、北見保健所主催の「在宅療養の推進に向けた医療連携に関する研究会」へ参加させていただきました。
講師は札幌渓仁会病院のリハビリ部長であります、青山 誠氏でありました。

 私の研究会参加の視点は、合理的な入院時の連携や退院時の連携については、もちろんでありますが、講師であります青山氏の講義の組み立て方、図形のまとめ方などいろいろな視点で学ばせていただきました。

 修了後は場所を変えて6人ほどの夕食の場をいただき、更に踏み込んだお話を聞かせていただきました。
彼は、リハビリのみの視点ではなく、患者をいかに合理的な入院効果や退院効果に誘導できるか、また努力している法人が暗黙のうちに評価をいただくことが出来ると言う、日本の財源の節約にもなる、まさに今の医療や介護にプロ意識を持たないと淘汰されますよ!とも、とれる新たな発想の内容でした。

 青山氏も一日も早く、北海道医師会が中心となり各種パスフォームを統一し、北海道庁で電子化を進める事や管理することが必要と述べておりましたが、納得です。
 このような場面こそ効率の良い医療の連携が必要であり、患者がどのような医療をどこで受けてどのような状態になったのか、どこのリハビリテーションやデイサービスへ通ってどのように変化したのか、患者が認知症があってどの程度の進行なのか、どのような対応をすると安心する治療を受ける事が出来るのか等の施設からも連携パスに参加し安心した医療を受けることの出来る仕組みの早期開設が必要と青山氏の会話から思わせていただきました。
 同じ名前の若い世代が、この北海道で頑張っていることにご縁を感じさせていただきました。
人のご縁は偶然ではなく必然なのかもしれませんね。
 施設長