”人間力を育むのは学歴や有資格にとらわれず、人格を育むことである”

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最近は、ご縁があり学校関係に行かせていただくことが多い。もちろんボランティアである。

 

 

思えばボランティアでの学校訪問は、約20年前の「お話のろうそくの会」(東京こども図書館よりネーミング)依頼の出来事である。

 

 

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世界の昔話の語りを、国語の時間や道徳の時間、放課後の時間を使わせていただき主に北見市内の小学校や図書館へ行かせていただいていた。

 

 

 

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子供達の聞き入る集中度は、こちらのほうが引き込まれそうになるほど強く目を離さない。

 

 

語り手を通して聴き手の子供達は自身で映像をつくりだし、その映像を動かしていく力は、相当のエネルギーを必要とする。

 

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お話が終わったと同時に集中して聞き入っていた子供達は、主人公の結末を見届け「はー」と大きなため息と同時に肩が大きく下がる。

 

 

 

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テストの点数にとらわれない「お話の時間」は無防備で心の芯から話しに聞き入る時間となり、

 

 

 

同じ空間において、同じ時間に同じ場面で笑いが共有し大笑いとなり自然とクラスが一つに集中する。

 

 

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自ら映像をつくる時間は能動的に大脳を刺激し、やる気と優しさが入り交じる。

 

 

しかし管理者である担任の先生の表情一つで、笑いも小さな笑い、大きな笑いと変化する。

 

 

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ふと、日常の業務が浮かんでくる。

 

トップやリーダーの責任は重く、言葉や態度は相手の心の中にまで浸透する。

 

信頼される上司やリーダーの元で、おもいっきり動けることが一番のチームワークとなるのであろう。

 

 

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“人間力を育むのは学歴や有資格にとらわれず、人格を育むことである。”

 

人間力が身についたならば、どのような時代でも、たくましく生き抜くことが出来る。

 

 

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昔話にでてくるタヌキやキツネは世の中にいる人間の姿であり、魔法使いのおばあさんも実は母親の姿であるとの説もある。

 

 

人間の優しさ、怖さを伝えているのが昔話であり、生きる知恵を先人達は授けている。

 

 

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参考文献 介護人財創造塾  早川 浩士 著