マグマ
周りの環境がどのように変わっても
地に足をつけ
しっかり進もうと思う。
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どのように世の中が変わっても
限りある一日が終えていくのだから。
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(バナナケーキⅢ号館)
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その限りある一日が
人生の重荷を下ろす時期になる頃、
すんなりと
穏やかに荷を降ろせる人と
元気な頃には
美徳とされていた『自分さえ我慢をすれば』という
生きにくい人生を歩み
愚痴も言わず
頑丈に蓋を閉じていた心の暗闇の塊が
認知症を発症し、
過去の我慢をした分、
より、一層大きくなって表出してくることがある。
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我慢の人生から、
適度に感情を表出することの方が心の奥底に残る物も少なく
人生の最後の章では、
随分と人生の暮らし方が違ってくる。
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長い沈黙の富士山のような火山もマグマが地下で動いているという。
富士山の噴火は考えるだけでも恐ろしい。
このマグマが冷え固まると噴火もしなくなるのか?
老いたからと更に新しい蓋をせず
周りの
あんばいをみながら
小出しにマグマを放出させ
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老いる事と平行に
物事の判断がつく自分であるなら
自らの暗闇の塊を忘れさせるような豊かな環境を自分で整え
塊にエネルギーが行き渡らない自身へのコントロールも必要だ。
人生の最後の章をどのように組み立てるのかが
一生のうちでも最も大切だと自分は考える。