遠方の家族様からの便り
シンフォニーには、
認知症高齢者の方も多く在籍しておりますが、
お手紙から入居前の一年前、
娘さんの実家への帰省から、
母親の変貌ぶりや、
これからの不安や悲しさを道連れにお帰りになったことを考えると
胸が痛む思いをします。
(力は、まだまだありますよ!)
記憶があり、
会話もでき
出かけても戻ることができても
日常の生活がちぐはぐになる早期の認知症と診断され
本人は、信じられぬままシンフォニーへの入居となりましたが、
当然、納得はされておらず、
退院後のお迎えに同行した訪問介護者は、本人と共に泣きながらの帰宅となりました。
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本来は、
納得されてからの入居が前提でありますが、
退院と同時に一人暮らしを続けることができないこともあり、
やむを得ずの受け入れとなりましたが、
家族様にとっても試練の始まりで
ここからは、
メールを受け取る家族様への支援の開始でもあります。
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ご家族からもどれくらいで慣れるのでしょうか?と聞かれましたが
早くて3ヶ月、
遅くて6か月以上かかることがありますよ。と。
介護現場経験からお伝えさせていただきましたが、
(息子さんよりアツアツの焼き芋が届きました。
昼食よりも優先は、焼き芋です。♬)
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慰めたり
聞き役になるのは
周りの人等の入居者様同士の支援であり、
『ここは、なかなか入れないよ。私は、ここへ来てよかったよ。安心だも。』等、
多くの周りの人の言葉に支えていただき、
高齢者住宅においての向こう三軒両隣の関係が維持されております。
小さくても町内会のような優しさがあり、
励ましたり
聞き役になったり
ある人は、互いがピアサポーターの働きとなります。
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小さな社会を支える管理者は、自分は優しさが一番と思っています。
100%のプロフェッショナルでなくても
痛さを感じ
体全身から優しさを与えられる人が適任と考えます。
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しかし、管理者として毅然と必要な場面では、
SOSを緊急派出し管理者の中でも勝る人がその場に参加し応援スタイルに入ります。
ご利用者にとって一番求められるのは
心の悩みを聞いていただける人であります。
家族様からの葛藤の日々だったお手紙は、
とてもありがたく、
病名から大変と思う人をお断りすると、
その事業所のレベルは、そこで停止と思うからです。
早期の診断と早期の利用だったメリットがとても活かされました。
自分等は、現場から学び、家族様に支えられ勇気をいただき、
介護の喜びに入ることができるのです。
家族様に届いたラインには「今は、しあわせなんです。ありがとう」と。
桜咲く地から、母親を思う気持ちと
感謝の気持ちをありがたく頂戴させていただきました。
お彼岸の送り日に
素敵な心からの文章を拝読させていただき、
職員一同がこの仕事からの喜びに浸っております。
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また、同時に本日早急に対応させていただこうと思うご家族もいらっしゃいます。
相談からの正解は無くても、
基本は、自分だったらどのような対応を望むのだろうと考える事で、
認知症の人自身も、
近くのご家族も、
遠方のご家族等も、
その想いに近づくことができると考えるからであります。
心ある素敵な文章に励まされ、
今日も一日頑張ろうと勇気が湧いてきました。
ありがとうございました。
お母さんを中心として同じチームの一員です。
遠慮なく相談等お知らせくださいね。
🌷!(^^)!