シンクロニシティ

昨日、亡き父親の17回忌法要を行う事ができたが、

その法要の際に

「こんなことをお願いして良いのだろうか」と、

迷いながらも4月14日に亡くなった愛犬へのご供養をお願いさせていただいた。

 

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飼い主馬鹿と言われようと、

住職へ申し上げると

心良く「それでは、最後にさせていただきましょう」と、

読経の最後に

愛犬への感謝と、

迷わず成仏する引導を渡す(別れの儀式)を、

生きている自分が引導を渡されたように

力強く、

また心地よく

心から行なっていただいた。

 

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父には、大変申し訳ないが、

この愛犬への力強い別れの儀式が一番ズシント心に響いてきた。

 

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人間、どういうわけか仏性とのご縁は、

性別問わず、兄姉の順番も問わず、

導かれるように招かれる場面があるが、

 

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しかし、よく考えてみると

自分には、幼い頃より慕っていた祖母の影響が最も強いと思うことができる。

祖母が亡くなったときには、

『自分は、これからどのように生きて行けばよいのだろう』と悲しみ、

その悲しみの中でも

こんなに悲しいのに

お腹は空き、食べ物は食べることができるのだと、

外側から視ていた中学生の自分がいた。

 

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また、自分には4という数字の影響がキーワードのように

重大な場面に現れてくるが、

愛犬が亡くなった日も、4月14日という数字であったが、

同じ若き日に亡くなった21歳の女性のご先祖さんを

昨日、墓標から知ることもできた。

祖母や亡き父が、とても心を費やしていたご先祖さんでもある。

 

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今後、愛犬の命日と同時に、

思い出すことができるご先祖さんともご縁があったことを

感謝させていただく。

 

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縁も辿ると無意識的に深い部分で共有しており、

この深い部分を調べてみると、

ユングの、

シンクロニシティ(共時性)であり、

『出来事、因果、意味、同時には、解釈の余地が残されている理論でもある』と

石川幹人氏の研究室文章からも知ることができた。

 

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ハナ(愛犬)から、学びの一歩を導いてもらい

人とのご縁も

命とも向き合うご縁も、

生きる事への深さを学ばせていただいた。

ありがたい。

 

 

 

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