過疎の高校だからこそ高校生が中心となり活躍できる場所へと
世の中を数字のみでとらえると
そこには、
多くの働きがあっても、
これから未来へつながる宝があっても
目には見えない多くの絆や
建物も朽ちてしまい
荒れ果て予想通りの結果となるだろう。
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未来へ目を向けてみると
過疎の町だからこそ
人と人とのつながりが必要で
先人たちがそれまで培ってきた強いつながりがあり
その土地独特の良き風土がある
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過疎の町にも
子どもがいて
障がいを持つ人がいて
若者もいて
何とか町を残すためにと努力している壮年期の人々がいて
多くの高齢者がいて
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高校生からは、
「これから町の為に頑張ろう福祉に興味をもちました。」
「親が介護が必要となったときにも勉強しようと思いました。」
「認知症の人に、挨拶から始めようと思いました。」
と、グングン学びを吸い込むように、
これからの自分が何をするべきかを理解しようとする高校生がいて
ありがたいと、
手を合わせるお年寄りが暮らしている。
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過疎の町だからこそ、
すべての人が
そこが原点となる
行き交う高校があり
交流があり
建物があり
様々な人々が共に生き共に意見を交換し、
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高校生を柱とし、
自分等が諸先輩から育てていただいたように、
壮年期の人も高齢者の人も「未来を頼むぞ!」と目的を一つにし
前に進もうとする働きから、
全世代の人々がそこに集い
小さくてもあったかい居場所ができることになるだろう。
目先の目線も確かに大事だが、
30年後の未来を目指す目線をもつことも最も重要だ。