人間愛

 

(息子さんから誕生日の花が届いたS子さん^^💐)

 

グループホーム入居者様、

入院中に、

心停止となり、

Drの手厚い支援で回復されたご利用者様であるが、

サー高住へ戻り、

しばらくしてから、

待機していたグループホーム入居となり、

 

抱いていた不安も解消するように

他のご利用者と話が弾み

随分と長い時間話し合っていた場面が思い出されるが、

 

90代前半の体は、

いよいよ灯が消えようとしているのか、

終末期へと近づいてきている。

 

しかし、その時期は、

だれにも不明で

 

今、介護現場では

お好きな飲み物にとろみをつけ

10CCずつ、

誤嚥をさせないように

ゆっくり、

表情や呑み込みの状態を見ながら、

 

手間を必要とする時期には、

じっくりと

焦らず

時間をかけ

 

喜びの表情や言葉を記録に止め

介護者は気づきを互いにいただき

更に支援体制に入り、

 

一方では、

家族や親しい人等との面会を促進し

心残りが無いように

 

介護者は、

味覚を再燃させやすい

アイスクリームに餡を添え、

口がさっぱりするように水にとろみをつけ

『無理せず』を合言葉に

現場のスタッフは懸命に働き

 

ご本人は、

傍を楽にさせようと

「おいしい・・ありがとう」と、

神々しい笑顔をふりしぼり

力を与える姿は、

 

今までも

何度となく旅立つ人から

見せていただいてきた光景である。

 

生命力が強く

快復された方々の表情は一層、明るく喜びに満ち

 

また、

美しいお顔で眠るように旅立つ人の姿からは

命の終焉に

逃げることなく向き合い

納得され、

安堵した表情をいただき

無事に人生を全うされた喜びの表情を垣間見ることができる。

 

純粋に湧き上る人間愛の交流から

学ぶべきものが多いことを誰もが知ることとなる。

 

 

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